[ 社員たちの声 ]
シナリオプランナー
[1999年新卒入社]
プランナー、シナリオライター、セクションマネージャーを兼務。主な担当作品は『ペルソナ』シリーズ、『キャサリン』など。
善と玲(ペルソナQ)
[彼女のお気に入りのキャラクター]
INTERVIEW
届けたいのは、もう一つの人生を
生きる『体験』。
就職活動を始めた当初は、華やかそうなイメージだけでマスコミ業界を志望していました。しかし履歴書に書いた志望動機に違和感があり、就職できても働き続けられない気がしました。改めて自身のやりたいことを考えた時に、ゼロから何かを作り上げるような仕事に就きたいと考え、ゲーム業界に舵を切りました。幸いにも第一志望だったアトラスに無事内定をもらうことができ、現在までゲーム作りに携わっています。入社してからは、ダンジョン作成や成長システムなどのシステムのプランニングが主でしたが、『ペルソナ3』以降はシナリオやテキストの作成がメインになっています。ゲーム全体に幅広く関わってきて実感するのは、あらゆるキャラクターもシナリオも、そしてあらゆるシステムも、もう一つの人生を『体験』するために組み立てられていることです。その『体験』により、プレイしている最中だけでなく、プレイした後にも、ユーザーの胸にどんなメッセージが残るのか。それを意識して組み立てないと、一つのゲームとしてまとまりのないものになってしまいます。伝えたいコンセプトやメッセージがあり、物語やシステムはその実現のためにある。それは、アトラスのタイトルに共通していることだと思います。
大切にしているのは
独創と共感のバランス。
ユーザーに新しい体験を届けるには、他とは違うものであること、つまりオリジナリティがとても重要だと考えています。ですが、様々なアイデアや課題を一人で考え、解決しようとすると、それは独りよがりのものになってしまいます。多くの方に楽しんでいただけるクオリティに仕上げるには、多くの知恵とアイデア、そして客観的な視点が必要です。そのために、担当も入社年次も越えて、様々なスタッフと意見を交わしながら作っていくのが、アトラスの特徴です。一方で、期待に応えたいがために意見を全て取り入れると、ただ凡庸になってしまい、「この作品でしか味わえない体験」には成り得ません。独創的であること。そして、共感できるものであること。この2点を両立させることが、作品作りにおいてとても重要であり、難しいところだと感じています。軸となるアイデアを、どのように受け入れてもらうか。他のスタッフの力を大いに借りながら、書いては直し書いては消しを繰り返すしか、ゴールには辿り着けないと考えています。
ゴールの高みに向けて
キャリアを問わず意見をぶつける。
最近は無料でダウンロードできるスマホゲームがたくさんリリースされていますよね。そんな中、プレイヤーはお金を払ってでも私たちのゲームを遊んでくれています。それは私たちのゲームに期待してくれているからこそ。この期待は絶対に裏切れないですね。この想いは私個人だけのものではなく、アトラス全体のものだと思います。それぞれのゲームでしか得られない『体験』があり、これをユーザーに届けるんだという目標を、みな共有しています。この高い目標を達成するために、日々私たちは職種やキャリアを問わず意見を戦わせています。タイトルに関わるスタッフの多種多様な意見なくしては、数多くある作品の中から選ばれるタイトルにはならない。闊達に意見を交換し合い、ゴールを目指す姿勢こそ、アトラスで働くということだと思います。
WORKS
ペルソナ3
発売日:2006年 7月13日
対応機種:PS2
ペルソナ4
発売日:2008年 7月10日
対応機種:PS2
キャサリン
発売日:2011年 2月17日
対応機種:PS3/Xbox 360
ペルソナQ シャドウ オブ ザ ラビリンス
発売日:2014年 6月5日
対応機種:3DS
A DAY[シナリオプランナーのとある一日]
9:00
出社、メールやタスクの確認
10:00
セクションマネージャー業務
11:00
シナリオ進捗確認の定例会
11:30
イベントシーンプロット作成作業
12:30
ランチ休憩
13:30
イベントシーン脚本作成作業
16:00
チームメンバーとシナリオの打合せ
18:00
退社
Q&A
- 思い出の作品は何ですか?
- 『ペルソナ3』。コミュニケーションや学校生活などの新システムが入る部分の担当になり、プレッシャーと作業量で控えめに言って死ぬほど大変でした。忘れられない度合いの高さでいえば、今後どのタイトルもこれを越えられないと思います。
- 好きな言葉は?
- 「最も面白いゲームはまだ作られていない」。面白いゲームは数あれど、「最も面白い」ものはまだ見たことがない、と思うと未来に永遠にワクワクできます。
- 自分の得意とすることは?
- 入社当初はシステムプランニングを担当していたので、シナリオを考える際に、両者の都合を踏まえて考えることができ(るような気がし)ます。